【概要】
塩原温泉にかつてあった米屋旅館の戦前絵葉書です。箒川沿いに立地し、風光の良さが伝わってきます。建物も大きく、当時隆盛を誇っていたであろう様子が窺えます。大正元(1912)年にはこの旅館に夏目漱石が逗留したという由緒を持っています。
昭和56(1981)年3月12日の「日本経済新聞」に、米屋旅館が2度の不渡りを出して事実上倒産したニュースが掲載されているようです。その後、ホテルおおるりに敷地が継承されたとのこと。
参考1:ブログ「土井中照の日々これ好物(子規・漱石と食べものとモノ)」様の記事「漱石と温泉16_塩原温泉1・米屋旅館(古町温泉)」
参考2:NIKKEI COMPASS 昭和56(1981)年3月12日の日本経済新聞が引用されるサイト







【内容】包紙1、絵葉書5
千人風呂米屋旅館側面ノ全景/千人風呂米屋旅館正面ノ全景/千人風呂米屋旅館玄関/千人風呂米屋旅館庭園/米屋旅館千人風呂
【撮影・作成年代】大正7(1918)年~昭和8(1933)年
通信欄の罫線が宛名面の2分の1の位置にある点、右から「郵便はかき」の表記のため。
【作成】米屋旅館
NISSHINSYA TOKYOの銘も見えます。
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